Friday, November 23, 2012

火山(ひやま)の悪夢を先に思い出す

 作業用bgm - Google 検索
先に作業用BGMを聞きながら、ぐでぐでだった火山(ひやま)行きの写真をまとめています。カメラが先、自転車が後とはならないので、道中も、なんとか火山に登った後も、ぐでぐでになっています。
 実は、先に失敗した牡蛎小屋ライドでの失敗を取り戻すべく、牡蛎小屋で食事を取ってから火山と思っていたのです。焼きカキは時間がかかるので、カキ飯、あればカキ鍋、カキ汁、カキおじや、ええい、もうなんでもいいからカキが食べたいんだよ! と、インなんとかさん口調で。

そして、真っ先に行ったのが、人が少ないであろう、海沿いでないカキ小屋だったんですが……路駐まで出ている始末です。ダメもとで店の中にはいって見ると、パック入りのカキ飯は見あたりません。耳を澄ますと「カキですか? あ、今品切れで海に取りに行ってますー」などという、あきらかにおかしい台詞が聞こえてきます。
 ま、まあ、ここはキャパも小さいし、カキ小屋密集地帯に行こうか、えーと、ここからなら船越だな、と思って、やってまいりました船越カキ小屋地点です。
 どうにもなりませんでした。

 ええい、カキ小屋なら、岐志漁港にもあるわ!
 というわけで、向かった先で見た行列。悪夢の行列変換。現実が悪夢になった瞬間です。

行列と1次変換
べ、ベクトル操作の能力者さんって暗算できるんですかー。オラオラー。ここで、ロード乗り集団とすれ違いますが、あきらかに牡蛎小屋ライド失敗したというような感じでした。じぶんもあきらめ仲間になりました。しかし、この時はクロスバイクだったので、ああ、ちょっと道が悪いけど、ゆでたまごを食べに行ける。パンクの心配無しでー。


 向かった先は、またいちの塩という製塩所です。景色も最高に美しいのです。
 写真のバランスわからず。
 漁港で引き返さずに、先に進むと、たぶん、周辺ではもっとも美しい海岸にたどり着けます。船を使えば距離的にもっと近いところに美しい箇所はありますが、自走だとこの一帯でしょう。
 たどりついた製塩所です。食べ物のバリエーションが増えてました。花塩プリン、ゆで卵の他に、新たにパン等が販売されていました。
 しばし休憩。
 塩分ほかのミネラル、カロリー補給もかねて、ゆで卵を2個食べました。染み渡るうまさです。
 製塩所に入ってくる道です。この入り口で、先ほどとは別のロード乗り集団とすれ違いました。製塩所まで行ったのかどうか分かりませんでしたが、23Cのタイヤで練習用でしょうが、この路面は厳しそうな感じでした。押すにもビンディングペダルでビンディングシューズでしょうから、距離は短くても大変です。

25Cタイヤでコンパウンドが厚くて耐パンクプロテクター層ありだと、じわじわ踏んでいけば押さずに踏破できます。自分の場合は、ロードできてもフラットペダルにスニーカーですので、台風の後なので路面がさらに荒れていても押していけます。

この日はクロスバイクでマラソン、マラソンシュワルベタイヤでしたので、普通に道を走る感じでした。そこは良かったです。おそらくは、ロード乗り集団が向かったか越えてきた、立石山越えも路面状況が良くないので、クロスバイクが向いているかな。

 海沿いライドを継続します。波頭には釣り人。
 芥屋海岸ではサーフィンの大会が開催されていました。海岸に響くアナウンスの音。
 サーフィン。波が高くて良かったようです。
 途中には、別の牡蛎小屋がありますが、よる気力はなかったです。時間的も売り切れだったろうし。
 で、問題の火山登頂ということになります。ナビにも道は登録しており迷う心配はなく、最初の内はミカン畑だなあとかのんきなものでした。が、傾斜がきつくなり、「火山 →」と書かれた、寺との分岐の先には
 どうみても道が違っているんじゃないかという光景があったのです。火山に登ろうと思ったのは、2chの自転車板写真部スレッドで写真があがっていたらからで、そこには確かにロードが映っていました。ガードレールもあったので、路面は舗装されているはずでしたが

1345852718880.jpg (1280×852)
この写真です。

あ、あれ、ロードで行けるはずなのに……実は写真に映っているのはシクロクロス? Vブレーキじゃなくて、カンチブレーキっぽいけど……担ぎで越えた? おあ?

い、いや、写真に映っていたバイクがシクロクロスでも、こっちもクロスバイクでサス有りで32,35Cタイヤだから問題ないゼー! というわけで、

 登り切りました。
 漁港も見えます。
 順光光景は午前だけのようですが、パラグライダーの発射基地になるだけのことはある光景が広がっていました。問題は
 自転車を山の反対に置いてきたことです。そう、実は、登ってきたのとは反対側の道が、自転車板にあげられていた写真の場所だったのです。その道は、U-37のナビには出ない山道だったという……

これでは、自転車板写真部スレに投稿できません。どうすればいいのか?
 答えは担ぎです。かつぎだオラァ! かつがれたんじゃねーぞフンハッ! という気合いでよく分からない鉄塔のある山頂の外の金網の地点をかつぎきりました。残り体力は赤点滅ぐらい。
 な、なんとかなりました。体ガタガタでしたけど。この地点は絶好の撮影スポットのようで、写真が趣味の人とも遭遇しました。
 ああ、順光だったら。

写真の人を話すと、自転車? 大丈夫? 等と、言われて道があれだけどという話でしたが、未舗装路を登り切って、降りる時は舗装路なんだから大丈夫ですと答えて、
 ぜんぜん大丈夫じゃなかったことがすぐに分かったわけです。坂が急で、「サス有りでVブレーキなら余裕」とか思っていたら速度が出すぎて、写真撮影を口実にしてブレーキを冷やす技を使わないと無理そうでした。あと、ブレーキが加熱でダメになって無くても、路面の葉っぱでしにそう。途中の分岐が分からないというオマケつき。
 葉っぱがないところまで降りてきました。
登り口の確認のために撮影。
 坂の途中にはみかん。
 みかんの花も咲いています。
 こっちから登るのが正解だったわけです。
 帰路。夕陽を受けてかがやくやぎ。
 へろへろと漕いでいると、VC福岡のチーム練習に遭遇。じつは数分前に某大学付近でミーティングしている横を通り過ぎたのですが、いつのまにか追いつかれていました。どんだけ速んじゃーい!
 夕暮れ撮影。最後の写真を撮る気力をふりしぼった感じでした。
往路も目的地も帰路も坂があったのでぐでぐでです。しかも、牡蛎は食べる事ができなかったという。

なんとか、再チャレンジしたいものです。