デジカメでは教えられた。
じゃあ、自分の趣味分野の読書で、奥義というものがあるとしたら、それはなんですのん?
自問自答してみた。
答え。
読まないこと。
いや、その答えだと禅問答だよ、おっかさん。
えーと、じゃあ、わかんないところを読み飛ばすこと。
これ。
ライトノベルで言えば、作家の書き飛ばしに対抗する術でもある。
読み飛ばし。
書き飛ばされたものを読み飛ばす。
そこに何が残るのかはわからない。
永遠の謎。
うーむ、これも基本とは言えないような。
じゃあ、ほかの奥義ーーー
途中から読む。
テレビだって途中から見ることはある。
本だって、途中から読んだっていい。
酒だって、一本開けたら飲みきるなんてのは、酒飲みじゃないとしない。
最初から最後まで、きっちり本を読むなんてのは、本読みじゃないとできない。
だから、途中から読んでもいいし、それで分からなくなったら、
読み飛ばしてしまえー。
もっとも、ライトノベルだと、分からないので書き飛ばしやがったなと思える
ナイスガッツな作家の本に遭遇できたりするので油断ができません。
ライトノベル作家じゃなくても、クラムボンが何かを明かすことなく銀河鉄道で
宇宙へファーアウェイした作家もいたりして。なんだったんだ、クラムボン。